久々の更新(ほぼ2年振り)
スライダーの話は、このAmebaOwndではArduinoスケッチの長文が記載できずGooleDriveにリンクを作成など作業が煩雑になって頓挫中です(もう少し時間がかかりそう)
今回はブログ作成リハビリを兼ねて・・・またまた自作ネタで。
昔はプレーステーションのグランツーリスモをよく遊んでいましたが、最近はPCのドライブシミュレータ系にはまっています。
とりわけこの手のゲームはハンドル型コントローラー(ハンコン)を使用すると没入感が半端なく向上します。
現在、ロジクールのG29を使用しています。オプションでHパターンのシフトも揃えました。これで楽しいドライビングシミュレータ生活を送っていたのですがドリフトやダート系のゲームをする時、サイドブレーキの入力が厄介なのに気付きます。
実車はハンドレバー操作に対しG29 ではボタン操作・・・。
そこでG29に取付できるレバー式のサイドブレーキを探しましたがロジクール(純正)は存在しません…。
ネット検索するとG29を分解しボタン基盤に直接配線をハンダ付する商品が多く、メーカー保証期間が残っている私のG29には少し荷が重いです。
希望は、サイドブレーキ単品でPCのUSB端子に接続できるデバイスそれも安価で←ここ大事
そこで、「欲しいものが無いなら作ってしまえ」精神で作成したのがこれ↓↓
今回は、Arduino Leonardo互換のProMicroというマイコンを使用しサイドブレーキ作成しました。
(正確にはProMicroのクローン)
このProMicroですが普通のArduinoとは違いPC側ではUSBデバイスと認識される特性をもっています。
近年盛り上がっている自作キーボードKitにも多く使用されていたり、マウスやアナログジョイスティックとしても使用できる凄いヤツです。
まず外観↓↓
ピンヘッダ(足)を付けているのでゲジゲジぽい容姿ですが今回主役の1匹 1つ!
それでは、ProMicroをどのように使用していくか考えてみます。
今回は、ProMicroをキーボードとしてPCに認識させてサイドブレーキの信号とします。
例えば…
ゲーム内でサイドブレーキをキーボードの【p】に設定したとすると、サイドブレーキに取り付けられたスイッチが押されるとPCに【p】の信号が入力されるって感じ。
では配線。
セオリー通りのスイッチの接続方法です。
・入力端子は3番ピン
・スイッチが押されていないとLow (10kΩの抵抗器を通じGNDに落ちる)
・スイッチが押されるとHigh (VCC(5Ⅴ)が入力される)
でも今回はもっと単純な配線にしたかったのでArduinoのスケッチに【PULLUP】なる呪文を導入しました。
この【PULLUP】はProMicro内部の抵抗を使用する為のものでわざわざ配線に抵抗器を付けなくても良くなります。
この【PULLUP】配線では、考え方が逆になる為、スケッチも注意しなければなりません。
・入力は3番ピン
・スイッチが押されていないとHigh
・スイッチが押されるとLow
スケッチは以下にしました↓
今回のスケッチはスイッチが押されると【p】がPCに入力されます。
Keyboard.press( 0x70 ); この( 0x70 )が【p】となります。
他の文字を入力させたい場合はASCIIコード表で確認し書き換えて下さい。
ではProMicroにスケッチを書き込む準備です。
ボードの設定をArduinoLeonardoになっているか確認して下さい。
それではProMicroとPCをUSBケーブルで接続し書き込み開始!
しかし、今回はコンパイル終了後に自動で書き込みがスタートできません。
ProMicroの特性上、リセット後の再起動数秒だけブートローダーモードになるのでIDEの書き込みボタンクリック後にProMicroのリセットピンとグランドピンを短絡させリセットをして下さい。
(画像はジャンパーケーブルですが適当にクリップの針金やピンセットの先端でも構いません)
また、リセットのタイミングですがコンパイル終了後直ぐが理想的です。
あまり早くリセットしてもコンパイル中にProMicroのブートローダーモードが終了してしまったり、遅くし過ぎてもIDEの書き込みモードが終了してしまい両者とも書き込みエラーとなってしまいます。
書き込みが終了したらテストでメモ帳等を開きProMicroに接続されたスイッチを押してみて下さい。
スケッチで指定した文字(一文字だけ)が押した数だけ表示されるか?また長押しで連打入力になるか?をチェックして下さい。
次回はハード側の説明をしていきます。
番外編
このブログを作成中に何気にAliExpressを見ていたら今回作成したサイドブレーキとそっくりな商品が発売しているのに気付きました。
そちらは非接触スイッチやアナログ入力ぽい仕様になってました。
値段は8,000円チョイで今回自作したサイドブレーキより高価ですが、さすが製品版といった感じです。
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